心が疲れた時に読んでほしい漫画ランキングBEST5

「神のグラス」と呼ばれる一流のバーテンダー佐々倉 溜(ささくら りゅう)が織り成す
バーでの物語を描いた作品です。

バーには、お酒を楽しむために訪れるお客様もいれば、傷ついた魂の救いを求めて訪れるお客様もいらっしゃいます。

そんなお客様の魂を救う一杯を提供する凄腕バーテンダーの物語です。

たくさんのカクテルが登場し、そのカクテルが命名された由来や時代背景などを漫画を通して知ることができます。

その為、「バーに行ったことがない」という方も読んでいくうちに、バーでの振る舞いや、カクテルからウイスキーまで幅広いお酒についての「知識」も学べます。

そしてなにより、バーテンダーのリアルだけでなく、今を生きている人の苦悩についても繊細に描かれている為、実際にバーテンダーの仕事をしている方はもちろん、これからバーテンダーを目指す方、日々社会の中で生きている方など多くの方に読んでいただきたい作品です。

ある日、“あやかし”が見える体質の高校生・四月一日 君尋（ワタヌキ キミヒロ）は、まるで何かに導かれるように、一つの店に入ってしまいます。

そこで、「どんな願いでも叶える」という店主・壱原 侑子（イチハラ ユウコ）と出会い、“あやかし”が見える体質を変えてもらうために対価として半強制的に店主・壱原侑子のお店でアルバイトをさせられることになります。

全体的に人間の内面のシリアスな要素が主ではありますが、シリアスの中にもコミカルがあり、あまり重たくならずに読み進めることができます。

昔からの言い伝えについて描かれている描写もあり、読んでいく内に、自身が今正直に生きているか、物事の真理について理解できているか、など読むたびに自然と自分の胸に手を当ててしまいます。

さらに、人間の深層心理について描かれている作品ですが、コミカル的な要素も含まれているため、あまり重くなりすぎず読める点もこの作品の特徴です。

玖楼国（クロウコク）という国に考古学者を志す少年の「小狼(シャオラン)」と玖楼国の姫の「さくら」というお互いを大切に想い合う関係の幼馴染がいました。

　
しかし、ある日玖楼国の姫・さくらがとある遺跡に足を踏み入れた時、謎の光とともに、さくらの記憶が羽根に形を変えて様々な次元に飛び散ってしまいます。

　
そして、小狼はさくらを救うため、次元を超え羽根を探しに旅に出ます。

それぞれの登場人物を通じて、普段当たり前だと思っていることが、必ずしも自分以外の人にとっては当たり前でない、ましてや幸せでもないのではないかということを感じさせてくれます。

作品の中に戦闘シーンも多々描かれていますが、その戦闘シーンは、決して相手を倒して自己満足に浸る、というものではなく、自分が大切にしている何かを守る為に戦っている為、読んでいく内に、まるでこの世の中と戦っているような感覚になります。

物語は、息つく暇のない生活を送るサラリーマンである主人公、三宅 飛鳥（みやけ あすか）が過労の為、倒れてしまうところから始まります。

　
その後、会社員生活に疲れた主人公は、会社を退職し、知り合いの紹介で、とある島で郵便局長として働くこととなります。

　
本作は、穏やかに時間が流れる、とある島での新たな暮らしを描いた物語です。

人情や風景の描写がとても温かい為、穏やかで優しい気持ちに包まれます。

　
そして、扱っている内容も複雑なものではなく、何気ない日常の中で起こる少しの変化や出来事の為、読み疲れすることなく、読み進めていくことができます。

家庭や将来に悩む女子高校生の描写も描かれておりヒーリング効果のある作品の為、社会で疲れた社会人の方だけでなく、学生の方にもおすすめです。

ある日、高校2年生の長谷 祐樹(はせ ゆうき)くんは、初めて目にした日から惹かれていたいつも一人きりでいるクラスメイトの藤宮 香織（ふじみや かおり）さんに「友だちになってほしい」と声をかけ、とある理由が故に断られるところから物語は始まります。

そして、そのとある理由というのが、「家族を除いて、仲の良い人やもっと一緒にいたいと思える人との記憶が、毎週月曜日、一週間ごとにリセットされてしまう」というものでした。

　
本作は、友達のことを一週間で忘れてしまう女子高校生と周りの友人たちの関係を描いた物語です。

藤宮さんは、他の皆と同じように友達が作りたいと願う普通の女の子です。

しかし、一週間で仲の良い人やもっと一緒にいたいと思える人との記憶が消えてしまう為、あえて拒絶していました。

　
そんな普通の幸せを願う藤宮さんと、何度も何度も藤宮さんに寄り添っていく長谷くんとのすれ違いには胸が切なくなります。

　
しかし、切ない描写だけでなく、読んでいて自然と笑みがこぼれる描写が描かれているのも本作の特徴です。